知的障害者の就労支援

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今日の日刊県民福井にこんな記事が。

⇒障害者の仕事ぶり見て 雇用拡大へ県が初の試み

私個人の見解としては、正直これではなかなか雇用の拡大にはつながらないと思います。
なぜなら、仕事をしてる障害者の方々の思いが企業側に伝わりにくいような気がするからです。
百聞は一見にしかず。です。

労働法的には企業の雇用人数53に対して1.8%の雇用が義務づけられています。

※詳細はこちら

雇用しなかった場合の罰金は50000円が課せられます。
障害者を雇った場合、当然ですがリスクが付きまといます。
しかし、障害者という枠組みで捕らえられる方々も一人の立派な人間であり、日本国憲法で基本的人権が与えられています。

障害者にリスクを感じながら20万円ほどの賃金を払うなら、5万円の罰則を払ったほうが安い。
そんな捕らえ方をする方が多いのが現状のようです。

そもそもある一定のレベルに達したら障害者。と捕らえるのは日本独特な考え方です。
欧米諸国では、日本で言う障害者は「特別に個性を持つ個人」という考え方になります。
なので、日本よりも居心地が良いと。

日本は、そういう弱者というか着いていけない人に対するフォローが遅れていると思います。
欧米諸国では、着いていけない方々を支援する人たちを守る法律も整備されます。
特にノルウェー・スウェーデン・アメリカなどで。

そういう意味の格差を取り除くことは、いまの社会の底上げにつながるハズ。
そんな世の中が来ればいいな~と思ってます。

なかなか受け入れられないのが現状ですが。