バニラ・エアの障害者搭乗に関するトラブルについて
車椅子の方の搭乗トラブル
事前連絡なしでバニラ・エアの搭乗手続きをしたところ拒否された。納得がいかない男性は、自力で搭乗するように交渉して強引に乗り込んだ。
そのときの様子をネットで公開したところ、議論が沸き起こり炎上した。というのが、簡単なイキサツ。
↓詳細は(別ページが表示されます)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html
バニラ・エアの搭乗ルール
バニラ・エアでは車椅子を利用の方や、障害がある方、搭乗に不安がある場合は利用の5日前までに事前連絡をするように促している。
障害有無に関わらず平等に乗れるべき
車椅子の男性は、障害の有無に関わらず平等に乗れるべきだと主張し、炎上につながった。
先日施工された「障害者差別解消法」という法律を主張し、今回受けたことを差別対応と捉えたのでしょう。
どちらの主張もよくわかります。確かに平等に乗れるべきだし、事前連絡がなかったとしても、なんらかの対応があっても良いとは思います。
- 事前連絡をしなかった男性が悪い
- 乗り込みを拒否した空港スタッフが悪い
どちらかの意見で真っ二つに分かれそうですよね。どちらの主張も一理あるし、間違いではないと思います。
事前連絡すべき
僕の見解としては、事前連絡をしなかったことが、やはり良くなかったと思います。
エア・アジアの搭乗ルールに記載もあるし、航空スタッフからすると車椅子って日常じゃないので、対応準備が必要です。迂闊に対応して怪我などさせたら、より大きな問題にもなります。
もちろん、現場判断でサポートしてスムーズに搭乗できるのが望ましいです。でも、そこまでの対応力というか、障害者への対応も含めた理解が深まっていないのでしょう。これも現実です。
障害者差別解消法という法律ができましたが、それは障害者のことを良くわかっている人には有効だけど、普段ほとんど接したことが無い人からすると、どこまでが差別かの判断も付きません。
なので、ある程度のルールを設けて、より安全にするために対策をするのです。
障害者差別を解消するならば
障害者差別を完璧に解消するならば、養護学校など、学校を分けている時点で矛盾が発生していると思います。
教育を受けている過程で、障害者と常に接することで本当の意味で差別がなくなると思います。
普段から接したことが無く、障害者に対する理解がないなかで、差別だけを無くすというのは無理があるでしょう。
今の大人たちがこの法律を活かす為には、障害者に対する理解を深めて、交流していく必要があるでしょう。それを続けることで、少しずつ差別が無くなって来るのです。
長男が飛行機に乗ったとき
数年前にANAに乗って北海道に行った時、事前に「重度の自閉症」であることを連絡しておきました。
「多動もあるし飛行機内で怒ったりするかもしれません。」と。
すると、当日の空港や飛行機の中では、それなりにサポートしていただけました。席もCAさんの近くになり、怒りそうになったらすかさず飴玉やジュースをくれたりと、サポートしていただきました。
自分にとっては日常でも他人にとっては日常じゃないこともたくさんあります。特に知的障害や身体障害に関しては、身をもって経験することも出来ないので、完璧に理解することは不可能です。
なので、予備知識として伝えておくことで、それなりの対応が出来るようになるのです。
これからバニラ・エアの利用を検討されている方で、ルールに該当する方は素直に連絡しておきましょう。その方が円滑に搭乗できるようになります。
▼バニラ・エアでお手伝いが必要な方へ
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